看護学科の概要

人間を知り、
人々の健康な暮らしと
社会を支える

保健医療学部修業年限4年定員150人

看護学は、人間観や生命観を根底に人と深く関わる実践科学であり、「人間と健康」という人間存在の本質に深く取り組む学問です。本学科における看護学教育は、人間が生きること、人間が病むこと、人間がより健康に生活するための課題を問い続け、人々の健康の保持・増進と健康障がいがある方への生活を支援する専門職業人としての看護師を育成することを目指します。
本学のカリキュラムは、「人間」「環境」「健康」「看護」の4つの基本概念からなる教科目で構成されています。

看護学科では、まず「人間」を知り、その周囲を取り巻く「環境」を理解して、実践的な「健康」「看護」を学んでいきます。

看護学科では、1年次に人間理解の基礎となる学問的知識を学び、価値観や人間観を育て、科学的思考力や主体的・自律的に学ぶ姿勢を身につけることを目標にしています。2年次では、1年次で学んだ知識を関連させ、活用しながら疾病論や看護の専門領域を学修します。3年次になると、これまで学んだ講義・演習・実習を通して専門的知識を深め、最終年次における統合化に向けて準備をします。4年次では,さらなる実習で看護の領域の広がりを学ぶとともに卒業時の学修到達度と今後の目標および自己課題を明らかにすることを目的としています。

男女比

取得可能な資格

  • 看護師国家試験受験資格

卒業後の学位

  • 学士 (大学卒業学位 看護学)

在学生の主な出身高校

学科の特長

3つのポリシー

教育目的

本学の建学の精神である「共生社会の実現」を目指し、社会に貢献する看護専門職業人の育成を目的とする。

教育目標 -養成する人材像

看護学科の教育目的を達成するための教育目標(養成する人材像)は以下のとおりである。

  1. 生命の尊厳や人権を守り、人々の多様な価値観や意思を尊重できる人材の育成
  2. 全人的理解を基盤とした援助的人間関係を形成できる人材の育成
  3. 看護学に関する専門的知識と技術を修得し、看護の実践ができる人材の育成
  4. 看護専門職としての倫理的な態度を身につけ、研鑽し続けることができる人材の育成
  5. 保健医療福祉チームの一員として他職種と連携・協働ができる人材の育成
  6. 科学的思考と問題解決能力、主体的学修能力で自己成長できる人材の育成

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れ方針)

養成する人材像やディプロマ・ポリシーの修得を目指し、カリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるための条件として、看護学科のアドミッション・ポリシーでは以下の人材を求める。

  1. 看護学を学ぶために必要な基礎学力を持ち、看護学の学修に意欲と熱意を持つ人
  2. 人に関心を持ち、あたたかい心で人とコミュニケーションができる人
  3. 知的好奇心を持ち、探究心と創造力で自ら学ぶ意欲を持つ人
  4. 基本的生活態度が身についており、心身の健康に気を配ることができる人
  5. 思いやりの心を持ち、人の生命を尊ぶ心を持つ人
  6. 自己の強みや弱みを客観視でき、成長に向けて努力できる人

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施方針)

看護学科のディプロマ・ポリシーを具現化するために、講義、演習、実習等を組み合わせて科目に適した形態で授業を編成する。

  1. 人権や多様な個性を尊重し、倫理的態度を持って共生社会の実現に寄与する能力を育成するために、「科学的思考の基礎」、「人間と生活及び社会の理解」、「語学」について学ぶ基礎教育科目を配置する
  2. 保健医療福祉に携わる一員として他職種と連携・協働し、社会に貢献できる人材を育成するために、「社会と健康支援」について学ぶ専門基礎教育科目を配置する
  3. 科学的根拠に基づいた看護の実践に必要な基礎的知識を修得するため、「健康と疾病」について学ぶ専門基礎教育科目を配置する
  4. 高度で専門的な看護の実践能力の育成のため、「看護の基本」、「対象の特徴と看護実践」、「看護の統合」について学ぶ専門教育科目を配置する
  5. 将来の看護専門職業人としての自覚を持ち、豊かな人間性と社会性を養うため、担任制度等による個別・少人数指導を重視した教育を行う

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与方針)

本学の建学の精神、基本理念、教育理念に基づき、看護学科における卒業時の到達目標であるディプロマ・ポリシーは、以下の能力を獲得することとする。

  1. 人権や多様な個性を尊重し、倫理的態度を持って共生社会の実現に寄与する能力
  2. 看護学に関する高い専門性と豊かな人間性を発揮して地域社会に貢献し、看護の向上に寄与する能力
  3. 対象者のために、保健医療福祉に関わる人々と有機的に連携・協働する能力
  4. 科学的根拠に基づき、対象者に必要な看護を提供する能力
  5. 論理的思考をもって主体的に学修し、看護学を発展させる能力
PAGE TOP